道すがらの風景
大阪市内の訪問看護ステーションに勤務している療法士の知人、友人に聞くと、主な移動手段は電動自転車だとか。市内は一方通行も多いし、路肩も狭いため駐車スペースにも難儀することが多く、訪問車で移動する方が、ずっと大変なんだそうだ。実際には自動車の維持費は特に大阪市内では駐車場代も高いだろうし、様々な事情があるんだろうとも思っている。
魚住訪問看護ステーションは母体の診療所(戸田内科・脳神経内科)の患者さんが近隣市町を含めた広い地域から患者さんが受診しておられる、おられたこともあり、院長先生の往診範囲も広い。かくして当方もまた訪問範囲が広いのが特徴のひとつでもある。結果、訪問は自転車というわけにはいかず、個々に訪問車(軽自動車)で訪問することになるのだが、移動距離が長くなると、時間帯によっては道の混み具合から移動時間が増えたり、減ったりと、スタッフもスケジュールの調整に苦心してくれている。
私は無類のクルマ好きな上に、歩くのが大の苦手と来たもんだから、ちょっとした距離でも必ずといっていいほどクルマのお世話になっている。そんな自分が、ひょんなことからひさしぶりに自転車を日常的な移動手段に活用することになった。
自宅からステーションへの道のりは約9キロ。出勤時にはとてもそんな余裕はないけれど、退勤時は軽い下りということもあってのんびりと自転車を走らせている。そうすると、い草のにおいから畳屋さんがあったことに気づかされたり、小さな看板から尺八、琴、なかには新陰流剣術なんていう様々な教室が地域にあることなどなど、いずれももう長らく通いなれた道なのに、道中に新しい発見があるのである。
こんな楽しみもあるのなら、たまには自転車通勤も悪くないかと言い聞かせている(笑)
魚住訪問看護ステーションでは、脚力に自信のある看護師さん、療法士さんも募集しています(笑) →求人情報